
◆「階下」、大ピンチ。
エドワード朝式の暮らしにも慣れてきたこの頃。マナーハウスでは、イベント三昧の毎日が続く。
インド人指導教師ミスター・ラジ=シンを気遣って、サー・ジョンはインド式「マハラジャの宴」の開催を決める。招待される客人たちはインドの高名な王侯貴族など、いずれ劣らぬ名士たちだ。
しかし…なんと、シェフが病に倒れる!
代わりに厨房を仕切るは、ハウスキーパーのミセス・デイヴィスにキッチンメイドのアントニア…。
「だってインドの人にカレーをご馳走するのよ!」
不安を隠せないエレンを横に、ケニーもノンストップでお手伝い。
その仕事ぶりに病気のシェフも大満足、大感激!
ほっと胸を撫で下ろす「階下」の住人たちだった。
知らずのうちに芽生えていたのは、使用人としてのプロ意識と誇りでもあった。

◆ ” 帝國式 ” 仮装舞踏会!
ついに、最大規模のイベントが行われる。『 大英帝國式仮装舞踏会 』
館の奥様はマリー・アントワネットに変身。
煌びやかなドレスと豪華な宝石が彩る、夢の夜。
「まるで絵本のお城でのパーティみたい!」
そして、魔法使いのように活躍するは、我らがシェフ。
現代では手に入れるのも難しい珍味。
ダチョウやカンガルーなどエキゾチックなもの。
そして国中から集められた最高級の食材。
それらを自在に使いこなし、豪華絢爛たる料理を創り出す。
華麗なる貴族の舞踏会が、完全徹底再現!
階上での騒ぎは、今や最高潮。
その頃、「階下」ではケニーとエレンがタイタニック号沈没の記事を読んでいる。
ある時代が、終わりを告げようとしていた――。

















